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2/11火・祝 13:20-
コンペティション部門 入賞作品③
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『和ちゃんとオレ』
 (2013年/75分/監督:曺絹袖)

【作品解説】
「和ちゃんの中で、俺はもう息子じゃなくなったからなぁ」
10年間、自宅で母親を介護してきたフリーライターの野田明宏さん(56)
認知症の母を友達のように“和ちゃん”と呼ぶ。
生活は介護一色で仕事はできず、和ちゃんの年金に頼る毎日だ。
今年3月、「息子介護」本の出版を目指して仕事を再開させた野田さんは、父親を介護する43歳の男性の取材を始めた。
2年前に介護離職した男性は、妥協を許さない“最高の介護”を目指す。
「父を預かってくれる施設もない。仕事なんてしていられない。1日でいいから休みたい」と、野田さんに訴えた。
その取材中、一本の電話が…。
それは、野田さんの介護生活の終わりを告げる電話だった。
「俺みたいな人はこれから増える。俺たちは、介護“後”の人生をどう生きればいいのか。このままでは生活保護になってしまう」――野田さんは危機感をあらわにした。
今なお「介護する人」を支える仕組みのない社会に警鐘を鳴らす“母と息子”卒業後の3520日の記録。

★19:50- 入賞作品・大賞作品表彰式、入賞者トーク&閉会式 (20:30終了予定)
※入場無料
▼審査員(敬称略)
佐藤信(劇作家/演出家/「座・高円寺」芸術監督)
橋本佳子(映像プロデューサー)
諏訪敦彦(映画監督)
吉岡忍(ノンフィクション作家)
松江哲明(映画監督)
ヤン・ヨンヒ(映画監督)