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2011.3.11私たちは未曾有の災害を体験しました。

ドキュメンタリーには一体何が可能なのでしょうか?

公害、事故、災害、闘争、差別・・・

ドキュメンタリーの作り手たちは、

それぞれの時代の様々な事態にカメラとマイクを持って向き合い、

ドキュメンタリー作品として発信してきました。

その時に対象へ向けた作り手の眼差しはどのようなものだったのでしょうか?

彼らは、対象の何を見つめ、何を明らかにしようとしてきたのでしょうか?

どんなドキュメンタリー作品にも作り手の眼差しが投影されている筈です。

今回、様々なドキュメンタリー作品を支えている“まなざし”を通して、

ドキュメンタリーが未来に果たす可能性について探っていきたいと思います。

        山﨑裕 (プログラムディレクター) 



高度_赤.psd高度_赤.psd

佐藤_赤.psd佐藤_赤.psd

山形_赤.psd山形_赤.psd

棄民_赤.psd棄民_赤.psd

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原発1_赤.psd原発1_赤.psd

原発2_赤.psd原発2_赤.psd

原発3_赤.psd原発3_赤.psd

斎藤_赤.psd斎藤_赤.psd

2/8 (水) 11:00−                 

特集<高度経済成長へのまなざし>

高度経済成長へと向かう日本を支えたのが、国家的事業として推進された日本の最先端技術。
PR映画はその発展の様子をダイナミックな映像で見つめてきました。作家達のまなざしは
科学技術の将来を本当に信じてきたのでしょうか?

佐久間ダム2ジャンボー.bmp佐久間ダム 第一部
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1954年/40分/カラー/DVD版
監督:高村武次

ダム工法を革新した画期的な事業とされる天竜川中流・佐久間ダムの建設記録第一部。
当時劇場公開され、全国で300万人の観客が見たと言われる。

新しい製鉄所4.bmp新しい製鉄所
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1959年/43分/カラー/DVD版
監督・編集:伊勢長之助 撮影:瀬川順一

千葉県君津の新鋭製鉄所の工程を、ダイナミックな映像で紹介する。
撮影の瀬川順一と編集の伊勢長之助、PR映画の名手二人が協働した傑作。

2/8 (水) 13:30−                 

特集<佐藤真のまなざし>

小川紳介、土本典昭に続く日本のドキュメンタリーの旗手として活躍した映画作家・佐藤真。
そのまなざしは、水俣病、アウトサイダート、写真家など様々な題材を見つめながら、
表現の根源とは何かを問い続けました。そんな佐藤の出発点が「阿賀に生きる」

aganiikiru still03.TIF阿賀に生きる
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1992年/115分/カラー/DVD版
監督:佐藤真

新潟水俣病で知られた阿賀野川のほとりに住む人々の生活を、
監督を始めとする7人のスタッフが共に暮らしながら描き出した。
農業や漁業を営み川とともに生きてきた彼らの厳しくも温かい生活をみつめながら、
自然を壊してきたものの残酷さを静かに訴えかける



15:30- トークイベント ゲスト:小林茂(「阿賀に生きる」撮影)

2/8 (水) 16:30−                 

特集<山形のまなざし>

1989年から開催されている山形国際ドキュメンタリー映画祭。世界中からドキュメンタリー映画が
集められるこの映画祭のまなざしは、ドキュメンタリーの「現在」を常に見つめ続けてきました。
今年の大賞作品が「密告者とその家族」、ここには世界のいまが映し出されています。

密告者とその家族.jpg密告者とその家族
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2011年/84分/カラー/DVD版/アメリカ、イスラエル、フランス
監督:ルーシー・シャツ、アディ・バラシュ

密告者として長年イスラエルに通じていた父親が、その裏切り行為のためにパレスティナを追われ、妻と5人の子どもたちを連れてテルアビブに移り住む。
パレスティナでは裏切り者とされ、イスラエルからも切り捨てられた家族が、次々に起こる事件に翻弄される日々をスリリングに描く。
(YIDFF2011大賞受賞作品)



18:00- トークイベント ゲスト:濱治佳(山形国際ドキュメンタリー映画祭スタッフ)

2/9 (木) 11:00−                 

特集<棄民へのまなざし>

戦争における国家責任にこだわり、国家に見捨てられた棄民達を見つめ続けた映画監督・今村昌平。
彼のまなざしの真髄はテレビドキュメンタリーにおいて顕著にあらわれています。

4a_からゆき2.jpgからゆきさん
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1973年/75分/カラー/DVD版
監督:今村昌平

大正の初めごろ、シンガポールヘ送られ娼婦として働かされた元“からゆきさん”。
丹念な取材から、一人の女性の壮絶な人生が浮かび上がる。

4b_無法松2.jpg無法松 故郷に帰る
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1973年/47分/カラー/DVD版
監督:今村昌平

〈祖国〉に帰還した未帰還兵の姿を見つめる。
「未帰還兵を追って」に登場した元日本兵・藤田松吉。
時代と場所を超えるように帰国した彼が、故郷で肉親たちと対面する姿の記録。

2/9 (木) 13:30−                 

特集<震災へのまなざし>

1999年に台湾全土を襲った台湾大震災。マグニチュード7.3の激震がもたらしたのは2500人以上の行方不明者と死者だった。
台湾で被災し、絶望の淵に立つ人々をドキュメンタリーのまなざしはどのように見つめたのでしょうか?
彼らが見つけた希望とは…?

5_いのち.1 .jpg生命 希望の贈り物
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2003年/142分/カラー/DVD版
監督:呉乙峰

1999年9月21日に起きた台湾大地震。
監督が友人と交わす手紙のやりとりを軸にして、地震によって肉親を失った家族の悲しみが、年老いて今は施設で暮らす監督の実父との関係とともに描かれていく。
死と別離、絶望、そして生きることへの渇望。生命の意味を問う秀作。
(YIDFF2003優秀賞受賞作品)


2/9 (木) 16:30−                 

特集<民族へのまなざし>

日本のテレビドキュメンタリーの草分け的存在として存在だったプロデューサー牛山純一。
文化人類学、民族学に影響を受け、「映像人類学」を提唱した彼のまなざしは、世界中の少数民族や文化に向けられ、
数多くの優れた番組を産み出しました。
牛山純一のもとで活躍した演出家・市岡康子の代表作が「クラ〜西太平洋の遠洋航海者〜」。
※ 無料上映

6_クラ.jpgクラ~西太平洋の遠洋航海者
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1971年/66分/カラー/DVD版/日本テレビ
ディレクター:市岡康子

パプアニューギニアの島々で行われる首飾りと腕飾りの交換のためのカヌー航海の記録。
(協力 : 川崎市市民ミュージアム)



17:40- トークイベント ゲスト:市岡康子(監督)

2/10 (金) 11:00−                 

特集<原発へのまなざし 1>

東日本大震災に端を発し、今も解決の目処がたたない日本の原子力問題。
テレビ、自主制作映画、PR映画…各時代に様々な作家達のまなざしが原発へ向けられてきました。
そのまなざしは何を明らかにし、そこには日本のどんな未来の姿が映し出されているのでしょうか?

福島の原子力3.tif福島の原子力
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1977年/27分/カラー/DVD版/日映科学、東京電力
監督:飯田勢一郎

1966年12月から建設を開始した東京電力の福島第一原子力発電所。
原子力発電の仕組み、建設工程を詳細に記録した劇場上映用PR映画。

7b_原発切抜帖08.JPG原発切抜帖
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1982年/45分/カラー/DVD版/青林舎
監督:土本典昭

原爆被爆体験国から原子力大国へ駆け進む日本の戦後史を、
新聞記事の早めくりで一息に見直す意図をもって映像化された作品。
主役は手持ちのスクラップ(切抜)と古い新聞資料。
「絵にならない」文字言語、新聞のメディアを下図につくりあげた、
世界にも稀な実験映画。





12:15- トークイベント ゲスト:山上徹二郎(映画プロデューサー)

2/10 (金) 13:30−                 

特集<原発へのまなざし 2>

東日本大震災に端を発し、今も解決の目処がたたない日本の原子力問題。
テレビ、自主制作映画、PR映画…各時代に様々な作家達のまなざしが原発へ向けられてきました。
そのまなざしは何を明らかにし、そこには日本のどんな未来の姿が映し出されているのでしょうか?
※ 無料上映

もの食う人々2.jpg20世紀末黙示録 もの食う人々
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1997年/105分/カラー/DVD版/名古屋テレビ
ディレクター:深作欣二

名古屋テレビ開局35周年記念番組のドキュメンタリー。
原作は辺見庸の「もの食う人々」。
当時、放射能汚染の危険が指摘されているチェルノブイリ原発周辺の高汚染地域を、
俳優の石橋蓮司がルポしていく。






15:20- トークイベント ゲスト:石橋蓮司(俳優)

2/10 (金) 16:30−                 

特集<原発へのまなざし 3>

東日本大震災に端を発し、今も解決の目処がたたない日本の原子力問題。
テレビ、自主制作映画、PR映画…各時代に様々な作家達のまなざしが原発へ向けられてきました。
そのまなざしは何を明らかにし、そこには日本のどんな未来の姿が映し出されているのでしょうか?
※ 無料上映

ハンス3.tifあすの世界と日本 ハンス・リース氏の生活と時間
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1976年/26分/カラー/DVD版/日本テレビ
監督:阿部博久

スイスのニュールベルグ原子力発電所で働く技術者、ハンス・リース氏の仕事ぶりや日常生活を追ったドキュメンタリー。
夢のエネルギーと謳われた原子力に疑問を呈し、取材者はハンス・リース氏に、ヒロシマや科学の責任についてまで追求していく。





神々の詩5.tif神々の詩 わがままな人々 ~ウクライナの黒い大地に生きて~
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1999年/49分/カラー/DVD版/TBS
ディレクター:五十嵐久美子

ウクライナ共和国のチェルノブイリ原発による放射能汚染地域に、
今も農業を営む村々がある。
村人の多くが放射能の危険から逃れ都会に移住したが、
汚染された大地を耕し糧を得る人々は、自分たちの信念を変えない。
人は彼らを「わがままな人々」と呼んでいる。
彼らは放射能よりも故郷の土地に残ることを選んだのだ。
短い夏、ある家族の再会を通して、かけがえのないものとは何かを考える。



17:45- トークイベント 山崎裕(プログラムディレクター)

2/11 (土) 13:30−                 

斎藤憐氏 追悼上映

※ 無料上映

岡田嘉子.tifTIME21 検証!今、岡田嘉子のサハリン越境線を行く
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1990年/46分/カラー/DVD版/日本テレビ
ディレクター:山口秀矢/出演:斎藤憐

1938(昭和13)年、トップスターだった女優岡田嘉子と新劇の演出家杉本良吉が
サハリンの日本とロシアの国境線を越えた。
当時の2人の軌跡を追いながら、モスクワで暮らしている岡田さんのインタビューと、
人々の証言からこの越境を検証すると共に、
岡田さんの半生を通して時代の波に翻弄されながらも、強く生きてきた姿を描く。



10b_倭奴へ2.jpg倭奴へ 在韓被爆者 無告の二十六年
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1971/52分/カラー/16mm/「倭奴へ」製作推進委員会
スタッフ:布川徹郎、斎藤憐ほか

1971年、佐藤栄作首相が朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の祝賀パーティ列席のために訪韓した時を得て、
在韓被爆者8名は直訴状を持って日本大使館に向かった。
在韓被爆者は韓国官憲によって佐藤首相の韓国滞在中拘束される。カメラはその8人の生活を追う。





【上映終了後 追悼挨拶】 佐藤信(劇作家/演出家/座・高円寺 芸術監督)、橋本佳子(映像プロデューサー)