第10回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル 第10回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
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コンペティション部門

映画・テレビ・自主制作・・・
新しい才能を全国から発掘!

2/11(月・祝)

10:00~12:10
【上映後、監督の挨拶あり】
『キルギス共和国ナリン : 冬』(122分)

  休憩10分

12:20~13:31
【上映後、監督の挨拶あり】
『Danchi Woman』(66分)

  休憩9分

13:40~15:15
【上映後、監督の挨拶あり】
『つれ潮』(90分)

  休憩5分

15:20~17:38
【※2本連続の上映となります。上映後、監督の挨拶あり】
『ラーマのつぶやき ~この社会の片隅で~』(59分)
『ヤメ暴~漂流する暴力団離脱者たち’18〜』(69分)
20:40~
表彰式(大賞作品 発表)
※大賞作品の発表と表彰、そして入賞者のトークを行います。

•コンペティション部門入賞作品上映のチケット料金は、前売り券1,300円、当日券1,500円。

3回引換券1枚で全ての作品をご覧いただけます。

コンペティション部門入賞作
作品紹介

  • 『キルギス共和国ナリン:冬』
    2015年/122分/カラー/キルギスタン
    監督・構成:桑山篤
    中央アジア・キルギス共和国の山岳地帯にある地方都市ナリン。山で働き学ぶ羊飼いの義兄弟や誘拐婚の経験を笑い飛ばす女性たち、子供の学びを温かく見守る図書館司書や音楽制作に情熱を注ぐラッパーの若者など、この街で暮らし、繋がる人々を活写したドキュメンタリー・ポートレイト。インタビュー・ナレーション・外部からの音楽を一切使用せず、フィールドでの観察・対話から受け取った映像と音声のみで構成されている。

    桑山篤 くわやま・あつし

    1986年福岡県生まれ。大学卒業後、青年海外協力隊員としてキルギス共和国で活動した後、番組制作会社勤務や映画宣伝業務を経て、本作を自主制作。その後、ポルトガル、ハンガリー、ベルギーを移動しながらドキュメンタリーを学ぶ修士プログラム“ドクノマズ”に参加、各国で短編作品を制作する。
  • 『Danchi Woman』
    2017年/66分/カラー/Blu-ray
    監督:杉本曉子/ 撮影:寺内一浩 山本直史/ 編集:山崎梓 Alexandre Cas/ 編集協力:高橋洋/ スチール:菅原景子/ プロデューサー:加藤成子 Alexandre Bartholo
    横浜市中区にある「海岸通団地」。1958年に建てられたこの団地も、老朽化と入居者の高齢化がすすみ、高層マンションへの建替が計画されている。そんな中、天井まで積み上げられた段ボールに埋もれるように、ひとり暮らす85歳の女性がいる。「荷物は全て持っていく」と言い張る彼女の引っ越しを、他の住民たちは心配するが…。ささやかな交流や思い出を胸に余生を生きる日々を、同じ団地に住む別の独居女性と対比させながら、カメラは静かに追う。

    杉本 曉子 すぎもと・あきこ

    1979年東京都生まれ。大学卒業後、番組制作会社に入社。その後、異業種勤務やシナリオの勉強を経験しながら、2008年より海岸通団地の撮影を開始。『海岸通団地物語』(09)を完成・自主上映後、さらなる撮影を続けた。
  • 『つれ潮』
    2018年/90分/カラー/Blu-ray
    撮影・録音・編集:山内光枝/ 色調・整音:高橋玄
    「鐘崎の磯で潜ってみたい」 と、対馬の東海岸に位置する曲(まがり)集落で、最後の現役海女ともいえる82歳の「おばちゃん」がつぶやいた。曲の海人は、福岡県宗像市の鐘崎地区から移り住んだ人々。時代を越えた里帰り・磯帰りを実現するべく、彼女は海峡を渡り、筑前鐘ケ崎へと向かう。その一連の過程に寄り添い、自らも海に潜り、漁の様子を水中撮影しながら、海人の仕事や、海に生きる女性たちの交流をまるごと描いた。

    山内光枝 やまうち・てるえ

    1982年、福岡県生まれ。2006年、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ卒業後、創作活動に入る。海を生業の現場とする人々にひかれ、2013年には済州島の海女学校に通うなどしながら、海を基点とする世界観を体現した作品を発表し続けている。
  • ETV特集『ラーマのつぶやき ~この社会の片隅で~』
    2018年/59分/カラー/DVD/NHK
    撮影・ディレクター 松原 翔/ テーマ音楽:竹森 マサユキ/ 音響効果:日下 英介/ 編集:松本 哲夫/ プロデューサー:矢吹 寿秀
    放送日:2018年4月14日
    埼玉県に住む16歳のシリア出身の少女ラーマは、勉強を頑張りカラオケも好きな、ふつうの女子高生。彼女の一家は、戦乱が続くシリアを逃れ、難民認定された「難民家族」だ。日本語を覚え、友達も増えたラーマに対し、父や母、兄はなかなかなじめず、家族の会話は行き詰まる。それでもこの地で生きようと奮闘する一家それぞれの悩みと、今をひたむきに生きる少女の世界を、自撮り映像などを用いながら、全編ノーナレーションで描いてゆく。

    松原翔 まつばら・しょう

    横浜市生まれ。東京外国語大学入学後シリアに留学。NHKに入局後、ディレクターとしてETV特集などを演出。「沈黙を破る手紙 ~戦後70年目のシベリア抑留~」(第7回)「その名は、ギリヤーク尼ヶ崎 職業 大道芸人」(第9回) に続き、3回目の入選。
  • 『ヤメ暴~漂流する暴力団離脱者たち’18〜』
    2018年/69分/Blu-ray/カラー/CBCテレビ
    ディレクター:下野賢志/ ナレーション:國村隼/ 撮影:安田耕治/ 音声:村上康平/ プロデューサー:大園康志
    放送日:2018年11月25日
    1992年の暴力団対策法施行以降、暴力団員は6万人から1万6800人にまで激減した。一方で、約4万7千人もの暴力団をやめた「ヤメ暴」は、社会に戻ることができるのか?それとも…。香川県善通寺市で元暴力団員を受け入れ、自立・更生を目指す建設会社を運営する元暴力団組長と、そこに辿り着いた男たちの日常を描く。重い過去を持つ彼らの慣れない「カタギ」の日々は、時々思いもよらぬ事態が起こる。2017年の初回放送後、彷徨い続ける彼らの“その後”を追加取材した「完全版」。

    下野賢志 しもの・けんじ

    1982年埼玉生まれ。2006年CBCテレビ入社。制作部・営業部を経て、2011年より報道部在籍。ディレクター作品に「家族記念日」(09、日本民間放送連盟賞最優秀賞ほか)、「リアルマリオ~空想と現実のあいだで~」(15、第8回本フェスティバル入選)など。

審査員(予定 敬称略)

  • 佐藤信(劇作家・演出家・「座・高円寺」芸術監督)
  • 橋本佳子(映像プロデューサー)
  • 足立正生(映画監督)
  • 秋山珠子(立教大学アジア地域研究所研究員・字幕翻訳者)
  • 松江哲明(映画監督)
  • 主催:座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル実行委員会
  • 共催:(株)ドキュメンタリージャパン 提携:NPO法人 劇場創造ネットワーク/座・高円寺 後援:杉並区/芸術文化振興基金助成事業
  • 協力:(株)neo P&T/(株)104/(株)三友/(株)パナソニックシステムソリューションズ
  • 映像提供:講談社/東風/日映アーカイブ/山谷哲夫/名古屋テレビ/TBSテレビ/蓮ユニバース/太秦/シグロ/湖畔八丁目/今村プロダクション/フジテレビ/テレビマンユニオン/UPLINK/NHK
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