第10回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル 第10回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
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コンペティション部門

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新しい才能を全国から発掘!

コンペティション部門入賞作品・大賞発表 表彰式

2月11日(火・祝)
大賞 賞金10万円

10:00~11:36
『えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤滋』(96分)

  休憩5分

11:41~13:21
『クイア・ジャパン』(100分)

  休憩5分

13:26~15:16
『人生をしまう時間』(110分)

  休憩5分

15:21~17:32
『MOTHERS』(63分)
『蟹の惑星』(68分)
2本連続上映
20:30
入賞作品・大賞表彰式、入賞者トーク&閉会式/入場無料
21:00
終了予定

※コンペティション部門入賞作品上映は、1回券1枚で全ての作品をご覧いただけます。
※上映後、監督のご紹介を予定しています。
※入れ替え時間が短くなっております。スムーズな出入場にご協力ください。

コンペティション部門入賞作
作品紹介

  • 『えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤滋』
    2019年/96分/カラー
    監督:伊勢真一
    撮影:石倉隆二 宮田八郎 安井洋一郎
    録音:永峯康弘 井上久美子
    音響構成:米山靖
    編集:尾尻弘一
    テーマ曲:横内丙午
    演奏:谷ぐち順 菅原雄大 藤原亮
    短歌朗読:友部正人
    寝たきり歌人・遠藤滋は監督の学生時代からの友人。脳性マヒで寝たきりだが、自ら介助者ネットワーク「えんとこ」を組織し、介助の若者たちと共に日々を生きている。症状がすすみ発話も難しくなったが、50代後半からは短歌を詠み、心の叫びを言葉に託している。そんな中、2016年に起きた相模原殺傷事件。自分たちのいのちとは何なのか…。遠藤と介助者たちの心の交流を通して、ありのままの命を生かし合いながら生きる人々の姿を描く。

    伊勢真一 いせ・しんいち

    1949年東京都生まれ。大学卒業後、大工修行を経て映画監督に。自主製作・自主上映のスタイルで、現在まで数多くのヒューマンドキュメンタリーを手がける。『奈緒ちゃん』(95)『ルーペ-カメラマン瀬川順一の眼』(96)『えんとこ』(99)『風のかたち』(09)など作品多数。
  • 『クィア・ジャパン』
    2019年/100分/カラー
    監督・編集:グレアム・コルビーンズ
    プロデューサー:飯田ひろみ
    共同プロデューサー:石井アン
    撮影:ジョン・ローニー グレアム・コルビーンズ
    写真:竹之内祐幸 ジョン・ローニー
    翻訳:ジョセリン・アレン
    英題:QUEER JAPAN
    日本のゲイ・アートカルチャーに造詣の深いアメリカ人監督が、3年をかけて100人を超える当事者にインタビューを行い、日本のLGBTQ+カルチャーの歴史と現状を浮き彫りにした作品。ドラァグクイーンやパフォーマンスアーティストのほか、漫画家や区議会議員、イベントの現場など、幅広く取材を行い、自らの性に対する違和感や苦労のみならず、型にはまらぬ生き方を選択した人々の多彩さや開き直りが、当事者ならではの力強い言葉で語られる。

    グレアム・コルビーンズ Graham Kolbeins

    1987年カナダ・バンクーバー生まれ、ロサンゼルス在住の映像作家。LGBTQをテーマに、Web動画「Rad Queers」や短編「The House of Gay Art」などのドキュメンタリーを制作。初の長編となる本作は、2014年から2018年に渡って日本各地で取材をおこなった。
  • 『人生をしまう時間(とき)』
    2018年/110分/カラー
    監督:下村幸子
    プロデューサー:福島広明
    編集:青木観帆 渡辺幸太郎
    制作:NHKエンタープライズ
    製作:NHK
    配給:東風
    埼玉県新座市の「堀ノ内病院」に勤める80歳の小堀鷗一郎医師は、森鷗外の孫で、東大病院の名外科医だったが、彼が最後に選んだ現場は、在宅の終末期医療だった。一人ひとりの人生の終わりに、医療は何ができるのか。家庭ごとに異なる難題と向き合い、奔走する医師や看護師、ケアマネージャーなど在宅医療に携わる人々に密着し、命の現場を記録する。BS1スペシャル「在宅死 “死に際の医療”200日の記録」に新たなシーンを加えた劇場公開版。

    下村幸子 しもむら・さちこ

    1993年にNHKエンタープライズ入社後、ディレクター・プロデューサーとして主にドキュメンタリーを手掛ける。本作のほか、BSプレミアム「こうして僕らは医師になる~沖縄県立中部 病院研修日記~」が2013年度ギャラクシー賞選奨を受賞。
  • 『MOTHERS』
    2020年/63分/カラー/日本映画大学
    企画・監督:関麻衣子
    撮影・録音:関麻衣子 韋冠男
    編集:韋冠男
    構成・制作:関麻衣子 韋冠男 関梓豪
    監督・関麻衣子の父親は日頃から大量の薬を飲み、背中には龍のタトゥーが入った変わり者。彼の暴力などが原因で、彼女はフィリピーナの産みの母、育ての母、若い再婚相手のフィリピーナと3人の母親を持つ事になった。映画制作が決まり、意を決して姉と2人で育ての母を訪ねるが、会う事はできなかった。やがてある日、SNSで謎の人物から連絡が入る。「今までなにもしてあげられなくてごめんなさい」。それは自分を産んだ母からの言葉だった…。

    関麻衣子 せき・まいこ

    1997年東京都生まれ。2016年、日本映画大学入学(ドキュメンタリーコース専攻)。現在大学4年生。卒業制作作品として本作『MOTHERS』を監督。
  • 『蟹の惑星』
    2019年/68分/カラー
    監督・撮影・編集・録音:村上浩康
    音楽:田中館 靖子
    東京・多摩川の河口にある干潟は、狭い範囲に多数のカニが生息する貴重な自然の宝庫。監督はそこで、15年に渡りカニの観察を続けている吉田唯義(ただよし)さんに出会う。毎日のように干潟を訪れ、独自の方法でカニたちを記録する吉田さんに導かれながら、宇宙とも結びつくカニの神秘的な生態をひも解く。カメラはカニたちに限りなく接近し、肉眼では捉えられないその迫力あるフォルムと美しい色彩を、画面いっぱいに見せている。

    村上浩康 むらかみ・ひろやす

    1966年宮城県生まれ。2001年より神奈川県愛川町の中津川を舞台にした『流 ながれ』の撮影を開始。12年に完成後、文部科学大臣賞などを受賞。「TOKYO HIGATA PROJECT」として多摩川河口を取材した本作および『東京干潟』(19)は、新藤兼人賞金賞を受賞した。

審査員(予定 敬称略)

  • 佐藤信(劇作家・演出家・「座・高円寺」芸術監督)
  • 橋本佳子(映像プロデューサー)
  • 足立正生(映画監督)
  • 秋山珠子(神奈川大学外国学部教員・字幕翻訳者)
  • 金子遊(映像作家・批評家)
  • 主催:座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル実行委員会
  • 共催:(株)ドキュメンタリージャパン 提携:NPO法人 劇場創造ネットワーク/座・高円寺 後援:杉並区/芸術文化振興基金助成事業
  • 協力:(株)neo P&T/(株)104
  • 映像提供:岩波映像/キノフィルムズ/原田美枝子/分福/日本映像記録センター/シグロ/毎日放送/シンプルモンク/グループ現代/東風/山形国際ドキュメンタリー映画祭/NHK/東宝ステラ/サニーフィルム/えふぶんの壱
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