2/8 (水) 19:00−                 

森達也セレクション 


s1_311.jpg311
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2011年/105分/カラー/ブルーレイ
監督:森達也、綿井健陽、松林要樹、安岡卓治

東日本大震災発生から2週間後、作家で映画監督の森達也、ジャーナリストの綿井健陽、
映画監督の松林要樹、そして映画プロデューサーの安岡卓治が、被災地に向かった。
ただ、震災を現認すること。それが共通目的だった。
4人それぞれがカメラを持ち、4台のカメラが捉えたものは、被災地の状況とともに、
凄惨な被害の前に戸惑う自らの姿だった。





20:45− 森達也トークイベント 対談×綿井健陽、松林要樹、安岡卓治


ゲスト_森達也.psd森達也(映画監督・作家)

1956年5月 広島県呉市生まれ。1986年 テレビ番組制作会社に入社。
デビュー作は小人プロレスのテレビドキュメント作品。以降、報道系、ドキュメンタリー系の番組を中心に、数々の作品を手がける。
1998年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画『A』を公開。
2001年、続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。
その後はテレビ東京の番組『ドキュメンタリーは嘘をつく』などに関わる。現在は執筆が中心。



2/9 (木) 18:30−                 

諏訪敦彦セレクション   


ice6.jpgICE(アイス)
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1969年/132分/英語/モノクロ/16mm
監督:ロバート・クレーマー

近未来、若き革命家たち――
革命組織全国委員会のメンバーが潜伏状態から抜け出すためにゲリラ活動を開始する。
若き革命家たちは自らの自信のなさや疑い、恐怖に直面していく。
そのころメキシコでは解放戦線がアメリカ政府相手に抗争を続けている。






20:45− 諏訪敦彦 トークイベント ※トークは有料です

諏訪2.psd諏訪敦彦(映画監督/東京造形大学学長)

東京造形大学在学中にインディペンデント映画の制作にかかわる。
卒業後、助監督やテレビドキュメンタリーの演出を経て、
1996年に長編劇映画『2/デュオ』を監督。
1999年『M/OTHER』(カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞)。
2001年『H/Story』(カンヌ国際映画祭正式招待)。
2005年『不完全なふたり』(ロカルノ国際映画祭審査員特別賞,国際芸術映画評論連盟賞受賞)を発表。
2009年『ユキとニナ』をカンヌ国際映画祭監督週間にて発表。



2/10 (金) 19:00−                 

吉岡忍セレクション   

※ 無料上映/トークイベント有料

s3_原発に写る民主主義.png原発に映る民主主義
~巻町民25年目の選択〜
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1995年/50分/カラー/DVD版/新潟放送
ディレクター:宮島敏郎

原発の是非をめぐって、町民自身の手による住民投票を行った新潟県巻町の町民の
住民投票から町議選までの意識の動きを追ったドキュメンタリー。
1995年「地方の時代賞」大賞受賞作。




NO IMAGE.psd続・原発に映る民主主義
~そして民意は示された〜
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1996年/59分/カラー/DVD版/新潟放送
ディレクター:宮島敏郎

前作に引き続き原発に揺れる巻町民の姿を追ったドキュメンタリー。








21:00− 吉岡忍トークイベント 対談x宮島敏郎 ※トークは有料です

ゲスト_吉岡忍.psd吉岡忍(ノンフィクション作家)

1948年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中から執筆活動を開始。
在学中に、ベトナム反戦運動「ベ平連」に参加し、米軍脱走兵の逃亡支援活動に従事。
また、「ベ平連ニュース」の編集長もつとめる。
その後、ノンフィクション作家になり、1987年日航機墜落事故をテーマにした『墜落の夏』(新潮文庫)で
第9回講談社ノンフィクション賞受賞。
内外のメディア情勢に通じており、日本ペンクラブ常務理事、BPO放送倫理・番組向上機構放送倫理検証委員会委員なども務め、
言論の自由・報道の自由に関して積極的発言を続ける。




2/11 (土) 16:30−                 

鴻上尚史セレクション   

※ 無料上映/トークイベント有料

s4a_バリケードの中のジャズ2.pngバリケードの中のジャズ
~ゲバ学生対猛烈ピアニスト~山下洋輔1969
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1969年/25分/カラー/DVD版/テレビ東京
ディレクター:田原総一朗

1969年、バリケード封鎖された早稲田大学4号館。
ジャズピアニストの山下洋輔がサックスの中村誠一、
ドラムの森山威男を従えフリーフォームの激烈な演奏を敢行する。




早稲田.tif早稲田解放戦線・虚と実
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1972年/25分/カラー/DVD版/テレビ東京
ディレクター:田原総一朗

1972年11月の早稲田大学「自治会」糾弾開始直後から自治会リコール、
臨時学生大会開催を追ったドキュメンタリー。








17:30− 鴻上尚史トークイベント ※トークは有料です

ShojiKokami.jpg鴻上尚史(作家・演出家)

愛媛県生まれ。早稲田大学法学部出身。1981年に劇団「第三舞台」を結成し、作・演出を手がける。
舞台公演の他にもエッセイスト、ラジオ・パーソナリティ、テレビの司会、映画監督など幅広く活動。
現在はプロデュースユニット「KOKAMI@network」 と「虚構の劇団」での作・演出が活動の中心。
2012年6月中旬より『リンダ•リンダ』を上演する。(紀伊國屋サザンシアターほか)



2/11 (土) 19:00−                 

是枝裕和セレクション   

※ 無料上映/トークイベント有料

遠くへ行きたい 白樺湖.tif「遠くへ行きたい」#49
伊丹十三のゲイジツ写真大撮影 ~白樺湖ヘロヘロの巻~
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1971年9.12放送/30分/カラー/DVD版/読売テレビ
ディレクター:今野勉

伊丹十三の旅先は、長野県茅野市の白樺湖。友人の経営する民宿を訪ねる。
白樺湖で「霧の中の女」というゲイジツ写真を撮るために、
スモークをたいて霧に見立てようと大奮闘。
湖岸の野原では、あまりののどかさに、スタッフ一同、
撮影をやめて遊ぶ様子が映し出される―。
虚と実が、様々に織り込まれた旅番組。


遠くへ行きたい 伊那谷.tif「遠くへ行きたい」#124
伊丹十三の天が近い村 ~伊那谷の冬~
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1973年2.25放送/30分/カラー/DVD版/読売テレビ
ディレクター:今野勉

天竜川の上流の山村を訪ねる。
聖岳を遠望する急斜面に点在する家々。
下栗というその村へ行ったとき、撮影チームは、
村民総出の婚礼の宴に出くわすが、さてその婚礼とは――。
〝事実〟をめぐって、伊丹と今野がキュメンタリー論を考える端緒となった番組。


天皇の世紀1.tif「天皇の世紀」#13 パリの万国博覧会
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1973年12.30放送/26分/カラー/DVD版/朝日放送
ディレクター:今野勉

大佛次郎の「天皇の世紀」を原作とした歴史ドキュメンタリー。
1867年に開かれたパリ万国博に、徳川幕府の武士たちが視察に行った。
伊丹十三がその武士のひとりに扮し、
パリのシャンゼリゼ通りのカフェでコーヒーを飲み、凱旋門の辺りを闊歩する。
パリには、幕府の一行より先に、薩摩藩の一行が日本代表団として滞在していた。
幕府と薩摩の、日本代表をめぐる奇妙な駆け引きを、
伊丹十三によるドラマで再現する。



20:30− 是枝裕和トークイベント 対談x今野勉(演出家・脚本家)※トークは有料です

ゲスト_是枝.psd是枝裕和(映画監督・テレビディレクター)

1962年、東京生まれ。1987年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加。
主にドキュメンタリー番組を演出。
主なテレビ作品に『しかし…』(1991年/フジテレビ/ギャラクシー賞優秀作品賞)
『もう一つの教育~伊那小学校春組の記録~』(1991年/フジテレビ/ATP賞優秀賞)などがある。
1995年、初監督した映画『幻の光』(原作 宮本輝、主演 江角マキコ・浅野忠信・内藤剛志)が
第52回ヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞等を受賞。
2作目以降も各国で高い評価を受けている。最新作は2011年公開の『奇跡』



2/12 (日) 16:00−                 

田原総一朗セレクション   


ゆきゆきて神軍.tifゆきゆきて神軍
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1987年/122分/DVD版
監督 原一男

天皇の戦争責任に迫る過激なアナーキスト・奥崎謙三を追った衝撃のドキュメンタリー。
神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として、
今日も日本列島を疾駆する。
生き残った元兵士たちの口から戦後36年目にしてはじめて、驚くべき事件の真実と
戦争の実態が明かされる…。





18:05− 田原総一朗トークイベント 対談x原一男(映画監督)

ゲスト_田原.psd田原総一朗(評論家・ジャーナリスト)

1934年滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、テレビ東京を経て、1977年フリーに。
現在は政治・経済・メディア・コンピューター等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。
テレビ朝日系で1987年より『朝まで生テレビ』(毎月最終金曜25:00~28:00)、1989年より『サンデープロジェクト』(毎週日曜10:00~11:45)に出演。テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、1998年ギャラクシー35周年記念賞(城戸賞)を受賞した。
2002年4月より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講、塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたっている。
2005年4月より早稲田大学特命教授。